シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル台北
7月に台湾へ行ってきた。台北のシャングリ・ラホテルのルーフトッププールに行くためだ。43Fの屋上のプールは、台北で一番高い場所にあるプールだそうだ。現在進めている映画の企画に「泳ぐ女」が登場する。彼女はアジアのとあるホテルのプールで泳ぐという設定なので、その場所を探してまずは台北へ飛んだ。
シャングリ・ラのルーフトッププールは思ったよりも小さかった。日中は屋根がなく日差しが暑いのであまりおすすめしない。私が想像していたカクテルを飲みながら本を読み気が向いたら泳ぐというような大人のプールサイドではなく、こじんまりとした子供向けプールといった感じ。日焼けした若い管理人のお兄さんは、市民プールの監視員風。イメージと違ってがっかりしたが、映画のシーンは夜なので、気を取り直して夜に再び来てみることにした。
夜のルーフトッププールはガラッと雰囲気が変わり、かなり理想に近づいていた。夜景の効果は凄い。ガラス越しに見える夜景と、ガラスに反射する水が融け合って一層ロマンティック。東南アジアに近いムンとする湿度が、何か物語が始まりそうな雰囲気を盛り上げる。シャングリ・ラのプールは撮影場所の候補になるかどうかはまだわからないが、素晴らしいインスピレーションを得ることができた。
余談だが、ホライゾンラウンジで朝食をいただくなら、ぜひ台湾メニューをセレクトしよう。3泊して最初はパンケーキやワッフルを頼んだところ、驚くほどまずかった。ビュッフェ形式のおかゆや小籠包は美味しいのに。なんでだろう〜とキョロキョロしていたら、キッチンから出てきたシェフらしき人が中華料理ベテラン風のおじおばさんだった(おじさんかおばさんかわからない)。単純に最近流行りのパンケーキやワッフルをよく知らないまま作っているんだと思う。なのでシェフが得意な料理をオーダーするのが懸命だ。