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イ・インチョル監督作『ハイヒール』6.24全国公開決定

Feb.26.2017

弊社所属の映画監督イ・インチョルが脚本・監督を務めた『ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話』の全国公開が決定しました。

6月24日ヒューマントラストシネマ渋谷での公開を皮切りに、他全国で上映予定です。
美の追求と詩的な映像表現で世界を魅了する、イ・インチョルの世界をたっぷりとお楽しみください!

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Landerでは、本作の企画制作から、配給、宣伝までを自社で行っています。
忙しい女性でも映画館で映画を味わう機会を増やせたらいいのに、という思いから30分の作品を「時短映画」と名付け、短い時間で上質な映画を楽しもうというムーブメントを起こそうと画策中。

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▼Web限定企画やプレゼントキャンペーンなど随時公開しますので、ぜひチェックしてください!
公式HP
http://highheels.lander.jp/

公式Twitter
https://twitter.com/inchul_muu

公式facebook
https://www.facebook.com/movie.highheel


▼予告篇第一弾


本作はハリウッド女優菊地凛子主演、CHANELやMIHARA YASUHIROが衣装特別協力ということで、映画業界だけでなくファッション界からも注目されています。期待の若手大型新人、イ・インチョルの独自の映像美や詩的な表現力 が存分に発揮された本作。カンヌ国際映画祭関係者からも評価のコメントをいただきました。

現在 公開に向け、本篇に追加するオープニングエピソー ドを製作中です。担当するのは、Mr.ChildrenのMVなどを手がける映像作家の半崎信朗。美しく哲学的でありながらも親しみやすい作風は中毒性が高く、彼の世界観に魅了されるファンも多数。

▼アニメーションサンプル公開中


▼オープニングストーリー
人間 の果てなき欲望が世界を滅ぼしかけたとき、人々 は欲望を捨てて世界 を救うため、自らアンドロイドになることを選んだ。ところが長い年月が経っ たある時、一部 アンドロイドに突然エラーが起きて「欲望」が再び芽生え てしまう。「こだわり」という欲望、「好奇心」という欲望、「自由」へ 欲望、そ して「欲望」そのもの… 遠い未来で「欲望」という人間らしさを取り戻してしまったアンドロイドたちが 引き起こすおとぎ話とは…

▼本篇あらすじ
真剣に靴を作り続けるアンドロイド靴職人Kai(カイ・菊地凛子)。 Kaiにとって靴を作ることそのものが最も尊く大切なことである。 ある日、自分好みを靴を作りたいという客がKaiにハイヒールをオーダーする。何度も何度も作りなおしてやっと完成した完璧なハイヒール。ところが客が履いてみると、片方のサイズがほんすこし合わない。Kaiは必ず解決すると客を説得し、再びハイヒールと向き合うが…

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【ドイツ便り】働いていてもラクラク自炊!ドイツで話題のオンラインサービス

Feb.20.2017

この間あった女子会での話題。フルタイムの仕事と夜間大学の両立に励んでいる友人が珍しく料理をし始めたことを語っていました。

「Hello Freshの材料とレシピを元に作ったら簡単にできて、おいしかったよ」と満悦。内容は「ただの」サラダでも、フルーツやナッツを含んだものでこだわりを感じることができたのだとか。

Hello Freshとは最近ドイツで絶賛されている食料品の宅配サービスです。オンラインスーパーや農家のウェブショップなどとの違いを簡単にまとめます。

・毎週8種ほどのレシピが紹介され、2人もしくは4人分の材料が送られてくる

・過去と次週のレシピはネットで閲覧可能

・1週間に3もしくは5食分の注文が可能

・値段の相場は2人、3食分だと約40ユーロ(=約4820円)

・調理時間は20-45分に限定

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サービス内容をビジュアル化したビデオはこちら



紹介される料理は幅広く、例えば生野菜と鶏肉のトルティーヤ、豚ヒレとマッシュポテト、しめじやチンゲン菜を使ったアジアン風リゾットなど多国籍料理が主流です。

Hello Freshの共同創設者ドミニク・リヒター氏によると当オンラインサービスの顧客層には下記の特徴が見られます。(http://www.startstories.de/artikel/interview-mit-gruender-dominik-richtervon-hellofresh/参照)

・健康的な生活を心がけている

・週に3-5回は自炊したい

・なるべく食べ物を無駄にしたくない

・共働きの夫婦やカップル、子持ちの家族(30―50歳)

 

自炊と買った食材を食べきることは働いていると確かに難しいですよね。実際、私も平日に料理をすることが少なく、夕方は簡単なサラダや果物、もしくは外食で済ませています。そのため週末にまとめ買いした野菜が腐ってしまうことも度々あります。

このような問題の解決策はHello Fresh以外にもあります。それはKochhaus(コッホハウス)というコンセプトスーパーです。KochhausはHello Fresh同様、限定された食べ物の食材を2人もしくは4人分、その場で購入できるシステムです。

店内には下のようなコーナーが8つほど設置されていて、黒板に料理と必要な材料の写真、手前のテーブルにレシピと材料が置かれています。テーブルの横には小さい冷蔵庫もあり、肉やバターなどが入っています。

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誕生日にKochhausのクーポン券をもらったので、一品作ってみることにしました。この日は鴨肉のマンゴーソース和えとライムとコリアンダーで味付けしたうどんを選びました。こちらもまさに多国籍料理!ドイツでは近頃、うどんやそばが出回っているのですが、ドイツで売られるうどんは太くなく、平たいパスタのようなものが多いです。

今まで経験したことがない食材のコンビネーションでしたが、たっぶり生姜を含んだマンゴーソースがお肉に合い、うどんもライムの味が効いていて、おいしかったです。お店でもらったレシピは早速料理本とともに保管します!

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多忙な中で料理をさぼらず、調理を楽しむサービス。健康だけでなく、多彩なレシピにより自分の今までの食生活を見直すきっかけにもなります。Hello Freshにおいてはヨーロッパだけでなく、北アメリカにも広まり、人気が上昇中です。このような宅配サービスは日本でも通用するかもしれませんね。

 

 

プロフィール
町田文
1986年生まれ、東京都出身。ドイツ・ミュンヘン在住。マーケティングの仕事をする傍ら、ドイツのライフスタイルや観光に関するライティング、翻訳を行っている。自身のウェブサイト「ドイツでハンドメイドライフ」ではドイツ語の口語表現や現地情報を発信。

 

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【パリ便り】勤務時間外は完全オフラインに!業務メールを無視していいフランスの新法

Feb.10.2017

2017年1月1日、フランスで新しい法律が施行されました。
「オフラインになる権利」と呼ばれる新法は、フランスの労働者は勤務時間外に業務メールを見なくてもいいという内容。従業員50人超の企業には、従業員が業務メールを送受信してはならない時間帯を明記する行動規範の策定が義務付けられます。

これにより、退勤後やバケーション中などは一切業務メールを無視しても咎められず、本当の意味で仕事から解放されるわけです。「勤務時間外にも業務メールを確認して返信するべきというルールは強迫観念のようにつきまとい、残業代を受け取っていないうえに、ストレスや燃え尽き症候群、睡眠障害、家族関係の問題を起こしかねない」と主張する人が多かったのだとか。

確かに、バケーション中旅先で羽を伸ばしてリラックスしている時に業務メールを受け取ると、一気に現実に引き戻されます。それが深刻な内容ならなおさら……。

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周りのフランス人を見ていると、彼等はオンとオフの差がものすごく激しい性分だと日頃から感じます。

日本人であればプライベートの時間に同僚と飲みに行って仕事の話をするというのは度々ありますよね。フランス人にそれを言うと「オフタイムに仕事の話なんて!」ととても信じられないというリアクションでした。

仕事の話をするとしたら接待に限りますが、これもフランス的ルールが存在します。
接待のためにディナーに誘うのはご法度で、ランチの2時間程度と決まっているのです。ディナーに誘うということはプライベートで付き合いたいという意思表示であり、たとえご馳走したり手厚い接待を行っても、ビジネス上でのお返しが来ることは期待できず、日本人のように“借りを作る”という考え方は通用しないのです。

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サルコジ元大統領の不倫、再婚などのスキャンダルが報道された時もフランス人は口を揃えて「大統領がオフタイムに何をしてようが、プライベートは関係ない」と言っていたそう。
日本とのオン・オフの考え方の違いが顕著に表れている例ではないでしょうか。

また、フランス語には友人や恋人を意味する単語にもami(アミ)やcopain(コパン)と関係性によって分けられています。心から信頼できる関係はami、遊び仲間の一人という軽い関係ならcopain。さらにこれら単語にpetite(プティ)がつくとさらに細かく分けられるなど、関係性や物事を白黒はっきりさせるメンタリティが根付いているようです。

完全にオフラインになることが許される新法は、労働者にとっては喜ばしい内容ですが、バケーション中の本人にしか処理できない業務や顧客とのやり取りなどが発生した場合どうなるのでしょうか……。利用者側に立った時、「担当者はバケーション中で連絡が取れません」と言われて納得できるのか疑問です。

新しい法律が施行されたり取り止めになったり、案外法律をコロコロ変えるフランス政府なので、今後この法律が社会全体にどのような影響を与えるのか、見守りたいと思います。

 

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