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【ドイツ便り】働いていてもラクラク自炊!ドイツで話題のオンラインサービス

Feb.20.2017

この間あった女子会での話題。フルタイムの仕事と夜間大学の両立に励んでいる友人が珍しく料理をし始めたことを語っていました。

「Hello Freshの材料とレシピを元に作ったら簡単にできて、おいしかったよ」と満悦。内容は「ただの」サラダでも、フルーツやナッツを含んだものでこだわりを感じることができたのだとか。

Hello Freshとは最近ドイツで絶賛されている食料品の宅配サービスです。オンラインスーパーや農家のウェブショップなどとの違いを簡単にまとめます。

・毎週8種ほどのレシピが紹介され、2人もしくは4人分の材料が送られてくる

・過去と次週のレシピはネットで閲覧可能

・1週間に3もしくは5食分の注文が可能

・値段の相場は2人、3食分だと約40ユーロ(=約4820円)

・調理時間は20-45分に限定

 

サービス内容をビジュアル化したビデオはこちら



紹介される料理は幅広く、例えば生野菜と鶏肉のトルティーヤ、豚ヒレとマッシュポテト、しめじやチンゲン菜を使ったアジアン風リゾットなど多国籍料理が主流です。

Hello Freshの共同創設者ドミニク・リヒター氏によると当オンラインサービスの顧客層には下記の特徴が見られます。(http://www.startstories.de/artikel/interview-mit-gruender-dominik-richtervon-hellofresh/参照)

・健康的な生活を心がけている

・週に3-5回は自炊したい

・なるべく食べ物を無駄にしたくない

・共働きの夫婦やカップル、子持ちの家族(30―50歳)

 

自炊と買った食材を食べきることは働いていると確かに難しいですよね。実際、私も平日に料理をすることが少なく、夕方は簡単なサラダや果物、もしくは外食で済ませています。そのため週末にまとめ買いした野菜が腐ってしまうことも度々あります。

このような問題の解決策はHello Fresh以外にもあります。それはKochhaus(コッホハウス)というコンセプトスーパーです。KochhausはHello Fresh同様、限定された食べ物の食材を2人もしくは4人分、その場で購入できるシステムです。

店内には下のようなコーナーが8つほど設置されていて、黒板に料理と必要な材料の写真、手前のテーブルにレシピと材料が置かれています。テーブルの横には小さい冷蔵庫もあり、肉やバターなどが入っています。

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誕生日にKochhausのクーポン券をもらったので、一品作ってみることにしました。この日は鴨肉のマンゴーソース和えとライムとコリアンダーで味付けしたうどんを選びました。こちらもまさに多国籍料理!ドイツでは近頃、うどんやそばが出回っているのですが、ドイツで売られるうどんは太くなく、平たいパスタのようなものが多いです。

今まで経験したことがない食材のコンビネーションでしたが、たっぶり生姜を含んだマンゴーソースがお肉に合い、うどんもライムの味が効いていて、おいしかったです。お店でもらったレシピは早速料理本とともに保管します!

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多忙な中で料理をさぼらず、調理を楽しむサービス。健康だけでなく、多彩なレシピにより自分の今までの食生活を見直すきっかけにもなります。Hello Freshにおいてはヨーロッパだけでなく、北アメリカにも広まり、人気が上昇中です。このような宅配サービスは日本でも通用するかもしれませんね。

 

 

プロフィール
町田文
1986年生まれ、東京都出身。ドイツ・ミュンヘン在住。マーケティングの仕事をする傍ら、ドイツのライフスタイルや観光に関するライティング、翻訳を行っている。自身のウェブサイト「ドイツでハンドメイドライフ」ではドイツ語の口語表現や現地情報を発信。

 

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