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Lander in L.A. ロサンゼルス支社のご案内

Oct.03.2017

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2017年10月、Landerのロサンゼルス支社のスタジオ兼ショールームがオープンしました。

Lander代表Mutsumiが卓越能力者に与えられるアーティストビザを取得し、L.A.を本拠地に国際的なクリエイティブプロデューサーとして活動して参ります。

ハリウッドでのエンターテインメントビジネスの新事業開発やコンテンツ制作をはじめ、現地のマーケティング・リサーチチームを構築し、皆さまの新規事業・クリエイティブプロジェクトの統合的支援に対し、さらなるパワーアップを目指します。

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【Lander L.A. 主な業務】
映画の企画・製作
アメリカ進出のためのマーケティング・リサーチ
エンターテイメントビジネスに関する取材・リサーチ
アメリカでの事業やプロジェクトローンチに向けた統合的支援
西海岸カルチャーの旬な情報をもとにしたコンテンツ制作
インタビュー・撮影・現地コーディネート
etc…
Landerのサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

【Office】
▼Westwood Office
10600 Wilshire Blvd., Los Angeles, CA90024
▼Down Town Office
833 S Spring St, #306, Los Angeles, CA 90014

【関連記事】
・文化通信で連載スタート
映画、テレビ、音楽の業界紙「文化通信」で代表Mutsumiの連載がはじまりました。ロサンゼルスから、エンタメビジネスのヒントをお届けします。第一回目の記事は無料公開しておりますので、ぜひご覧ください。
LAレポート「クレイジー・リッチ!」ヒットの理由

【お問い合わせ】
業務内容やお仕事依頼については、コンタクトページのフォームから、もしくは以下のメール宛にお気軽にお問い合わせください。
info@lander.jp

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【ドイツ便り】オーガニック食品に与えられる認証マークの意味とは?ドイツで広まるBIO愛好

Oct.06.2017

近年のドイツの流行語大賞になぜBIO(ビオ)が選ばれないのか疑問に思います。BIOとは元々ギリシャ語のBIOS(生命)から来ている言葉で、ドイツではオーガニック製品に対して使う言葉になっています。ドイツはまさにブームというのに!特に食品に関しては意識が高いと言えるでしょう。

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例えばこの山羊のクリームチーズ。大きな六角形のBIOマークが載っていますね。これは2001年にドイツが導入したドイツ特有のBIO認証の印です。現在、約6万4千品に使用されています。このマークは主に以下の点を指します。

・化学調味料、合成着色料や香料を使用していない

・材料の95%は有機農産物である

・動物の餌はオーガニック原材料に限り、抗生物質の投与は厳密に限られている

 

チーズの箱の右側には黄緑色の葉っぱのマークが見えます。こちらは2012年に発行されたEU(欧州連合)のビオマークです。ドイツのビオマークと内容は変わりませんが、このマークはEU内で流通するオーガニック食品に義務付けられており、葉っぱのマークの下には認証番号と生産国(このチーズの場合はオーストリア)が明記されていないといけません。陸続きのEU内では食料貿易は当たり前。イギリス、フランス、ドイツなどの大手スーパーマーケットは他国にも展開しているので、このようなマークが一国だけでなく、EU圏内で利用されることには大きな意味があります。

◆ビオ食品は珍しい?それとも一般的?

さて、消費者としてビオ製品にこだわりたい場合はどうすれば良いのでしょうか?幸い、買い先に困ることはまずありません。ドイツではビオスーパーがありますし、普通のお店にもビオコーナーが設置されていたり、他の食品と陳列されているからです。

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(ドラッグストアのビオ食品コーナー。)

ビオマークが付いている食品は多種あり、乳製品からジャム等の加工品、肉類、穀物類などたくさんあります。オーガニックにこだわりたいのであれば、すべての食品(ビールやワインなどのお酒までも!)をBIOで手に入れることができるのです。しかし、気になるのがお値段。ビオ食品はやはり少し高くなってしまいます。物によりますが、10-20%の上乗せは見込んだ方が良いですね。私自身、食料品の一部(乳製品や穀物類など)はビオのものを買っていますが、徹底してしまったらお財布が泣きます・・・周りの人達のこだわりは十人十色で熱心なビオ愛好家から無関心な人までいます。

◆全てのビオ食品がオーガニックで環境に優しいとは限らない?

ビオ食品を買うと健康や環境に良いことをしたと自意識を持つのが普通だと思います。しかしながら多少の落とし穴もあるのが事実。例えば、スペインのある有機栽培農場で生産されたトマトはビオ認証は受けましたが、なんと普通のトマトの栽培よりも多くの水を使用していたことが判明しました。また、ビオマーク付きのレモネードが実は一滴たりとも果実を含んでいないことが発覚。自然香料等でレモネードを真似た飲み物だったわけです。トマトもレモネードもビオ認定の評価はクリアしたけれど、実際は環境には優しくなかったり、実物の味でない場合があるのです。

別の問題になりますが、私の知り合いでデンマークに近い北ドイツに住んでいる人がいます。その人はこんな指摘をしていました。「近所のスーパーで南ドイツ産のビオ野菜を見ても買う気がしない。本当にビオなら、遠い所からのトラック運送に伴う大気汚染のことも考えて、地域の有機農家の野菜を仕入れるべきだ。」なるほど、と頷くしかない一言でした。

 

プロフィール
町田文
1986年生まれ、東京都出身。ドイツ・ミュンヘン在住。マーケティングの仕事をする傍ら、ドイツのライフスタイルや観光に関するライティング、翻訳を行っている。自身のウェブサイト「ドイツでハンドメイドライフ」ではドイツ語の口語表現や現地情報を発信。

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